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2007.12.31 Monday 23:09

2007年私的漫画ベストテン

特にハマった漫画はなかったんですが、良作揃いの年でした。
しかしモーニング&アフタヌーンばっかりだなあ…。面白い作品が多かったのは確かですが2008年はもうちょっと守備範囲を広げたいもんです。

  1. 聖☆おにいさん/中村光
  2. 皇国の守護者/伊藤悠 佐藤大輔
  3. スーの家 中学生編/広田奈都美
  4. おおきく振りかぶって/ひぐちアサ
  5. 天顕祭/白井弓子(同人誌)
  6. Danza/オノ・ナツメ
  7. Landreaall/おがきちか
  8. 吉田家のちすじ/中島守男
  9. ピアノの森/一色まこと
  10. トライガン・マキシマム/内藤泰弘

1…世紀末を無事に乗り越え、下界(しかも立川)でバカンス中のイエスとブッダ。設定だけですでにツッコミどころ満載の上、絶妙な角度でツボをついてくる神様ネタが素晴らしい。
12月発売のモーニング2最新号は生誕祝いでイエスが表紙ですよ。キリストとブッダが揃って漫画雑誌の表紙になるなんて未だかつてあったでしょうか。あっても大丈夫なんでしょうか!?

2…えー…、原作は未読なんですが、これってまだまだ序盤なんですよね?役者が揃ってさあこれからってとこなんですよね?ええ?マジで終わり?打ち切ったところでどこの誰にメリットが???…という感じでいまだに納得いきません。「皇国」が高評価だったので次作はあんまり待たされないですみそうなのが救いでしょうか。次はぜひオリジナルを。

3…気が付けば雑誌では”高校生編”が始まってるようで…スーも高校生かあ。大きくなってもテンパってるスーは可愛いですが、中学生編以降はどっちかっていうとお兄ちゃん達がテンパってることが多くてそれもまた楽しい。

4…連載では美丞戦たけなわ、緊迫した状況が続いています。どんな結果になっても、それは彼等の成長の糧になっていくんだろうと思います。眩しいぜ高校生!
私としては三橋の顔よりも阿部くんの顔の方がよっぽど面白いので早いとこ復活してほしいですよ。

5…素敵な世界観を構築される方で、コミティアではいつも楽しみにしている作家さんです。ただ、世界観が魅力的な分、キャラクターやドラマ性が弱いなあと思ってたんですが、そんな印象を払拭してくれた一作でした。メディア芸術祭奨励賞おめでとうございます。

6…人々の絆をテーマに描かれる連作短編。「五葉」や「リストランテ」もいいけど、やっぱりこのタイプのお話が一番好み。
大好きなキース・シニーズが登場してるのも嬉しい。キース結婚してんの!良かったなあ!春からは本格的にNYPDのシリーズが始まるとのことで今から楽しみです。スタンと息子の話が読めますように!

7…力で勝てない相手と対峙した時に、自分がもてるものを総動員して友達を守ろうとしたDXの決意が切ない。王様になっちゃうのかなあ。

8…家族のセクハラに悩む吉田家の嫁、多香子さん30歳。男どもがとんでもなくスケベでも何故か下品な感じがしないのは、多香ちゃんのちょっと天然な性格と、なんだかんだで男性陣が多香ちゃん大好きなのが伝わってくるからでしょう。そして気が付けばうちの本棚にも第1巻が!

9…いよいよ真打登場!というところでの長期休載は痛かったですが、再開しても面白さは変わらず。むしろ最終回直前並みの盛り上がりです。(本当に終わったりしないよね…?)映画は原作を素直にアニメ化していて良かったと思います。

10…連載中、不安になったこともありました。もう諦めてしまったのかなあ、と。ああああ、ごめんよヴァッシュ。一瞬たりと疑って悪かった。ヴァッシュは最後の最後まで人間を信じてくれたのに。
あの惑星の人々も、プラントも、地球の人も、また何度も間違うだろうし争いはあるだろうし、ヴァッシュは相変わらず賞金首で空は青い。だけどいつか誰かに届くことを願って語り続けようじゃないですか。そんな、内藤作品らしいラストシーンでした。後半はバトルシーンがやけに長すぎてだれた感じになってしまったのが惜しい。
漫画
author : 遠野 | comments (0) | trackbacks (0)

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