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2007.12.31 Monday 23:09

2007年私的漫画ベストテン

特にハマった漫画はなかったんですが、良作揃いの年でした。
しかしモーニング&アフタヌーンばっかりだなあ…。面白い作品が多かったのは確かですが2008年はもうちょっと守備範囲を広げたいもんです。

  1. 聖☆おにいさん/中村光
  2. 皇国の守護者/伊藤悠 佐藤大輔
  3. スーの家 中学生編/広田奈都美
  4. おおきく振りかぶって/ひぐちアサ
  5. 天顕祭/白井弓子(同人誌)
  6. Danza/オノ・ナツメ
  7. Landreaall/おがきちか
  8. 吉田家のちすじ/中島守男
  9. ピアノの森/一色まこと
  10. トライガン・マキシマム/内藤泰弘

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漫画
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2007.11.23 Friday 07:04

雲間の光

久しぶりに、本当に久しぶりに紡木たくの新作が読めそうです。
編書房

紡木さんの、そう多くないお話の数々は、今でも全然色あせてなくって、それどころか私の中では年を追うごとにキラキラと輝いていくようです。
この光があればあんまり暗闇に迷い込まずにいられるんじゃないか。
ずっとそんなふうに感じていました。
こんな宝物みたいな漫画を残してくれたのだから、あとはもう紡木さんが幸せでいてくれれば、それでいいなあと思ってたんだけど、その紡木さんがまた何かを伝えようとしてくれている。
そのことがもう、とにかく嬉しい。

紡木さんの漫画についてはいつかちゃんと文章にしたいと思って何度も挑戦してるんですけど、いまだにまとめきれずにいます…。
漫画
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2007.07.01 Sunday 20:06

講談社からの荷物

が、届きました。ずいぶん大きな箱です。
『蟲師』二十景と書いてあります。

…えーと、買ったのは画集じゃなかったっけ??
開けてみると中から大きな円筒形の箱が出てきました。
それもおそるおそる開けてみると、複製原画が折り目の付かないように軽くまるめて収められていました。あ、ああ!なるほどね!
納得はしたものの、湧き上がる困惑を抑えられません。

6巻の表紙が凄く好きなんですよ。
うわー、いいなあ、やっぱりいいなあ。

でも、

でかいなあ…(汗。

6巻の表紙で収録サイズが縮小率92.10%とのことですが、それでも35cm×82.5cmくらいあります。しかも一枚一枚原画に近い紙を使うという凝りよう。
いろんな意味でやりすぎです講談社。

いや、嬉しいけど。嬉しいけど。
漫画
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2007.05.20 Sunday 15:43

同人誌と表現を考えるシンポジウム/5月19日・池袋

2006年4月に設置された「バーチャル社会のもたらす弊害からこどもを守る研究会」において、初めて公的な場で同人誌と同人誌即売会について言及がされたことを受けて開かれたシンポジウムです。
ですから今回は性表現についてが主な議題で、少しは出るのかなと思っていた著作権がらみの話はありませんでした。

参加者の割合はおおよそ以下の通り。
サークル:50%、イベント関係者:10%、一般:30%、出版関係者:10%
男子と女子の割合は7:3くらいかな?思っていたよりも若い女子がいて何だかほっとしました。

91年の有害コミック問題以降、イベント側、印刷業者、書店、それぞれが商業誌よりも厳しい基準をもうけて対応しているんだけど、アピールが足らなかった(外に対しても内へ対しても)。こういった規制に繋がる動きに対して闇雲に敵対するのでなく、同人誌といえども野放図に何でもOKというわけではないということを、ちゃんと説明していきましょうよ、というような内容でした。
アピールの一環として今回のようなシンポジウムを開いてみたということなんでしょうね。
詳細なレポはそのうちどっかにアップされるかと思います。(リンク集アップしてる方いらっしゃいました。こちら

私は男性向けジャンルとはほぼ無縁ですし、それ以外のジャンルもここしばらく購入数が減っているので、実際のところどういう状況なのか分かりません。主催側や書店はちゃんとチェックしているとは言ってますけど、実際どこまでチェックしきれているんでしょう?
ただ、女性向けに関しては、自分が同人誌というものを知った頃から比べて格段に表現力(何の、とは言いませんが。)が向上しているのは確かだと思います。ここ数年過激化しているにも関わらず、女性向けサークルに関しては性表現に関する問題意識はほぼ皆無。コミケでの”消し”に関するトラブルも、女性向けのサークルが多いんだとか。

二次創作(やおい)については性表現云々の前に著作権の方で限りなく黒に近いという自覚があるので、なるべく人目につかずにこっそりしていたいというのがあるんですよね。(…自覚あるのかな?という事例も多い昨今ではありますが。)でもインターネットというツールを手に入れて、こっそりやってた同志の出会いが増えてはしゃいでいたら、かわりに世間の目からも隠れようがなくなってしまった、と。
見つかってしまった以上はきちんと説明していく必要があるし、義務でもあるんじゃないかと腐女子の端くれとしては思います。(でないとどんどん大変なことに。

男性向けだろうが女性向けだろうがエロは読まないから規制が入っても不都合はないよという人も多いかもしれない。私もまあ、そんなには困ることもありません。(ちょっとは困る…。)
でも私は面白い漫画が読みたい。それはもう、切実に読みたい。

面白いもの。新しい何か。
それはいつも混沌の中から現れるんです。混沌、あいまいさ、米澤元代表が愛したもの。
だから米やんは法に触れること以外は何一つ拒まなかったし、規制の増加に繋がることには珍しく表立って反対してたんだと思います。コミケがポップカルチャーの底辺を支える一部であることは確か。ここ十年ぐらいに活躍し始めた作家の中で、同人文化に全く触れたことがない人を探す方が難しいんじゃないでしょうか。そのコミケの「なんでもあり」さがなくなったらどうなるのか。想像すると怖いです。

だけど同人誌書いたり読んでる人が、皆が皆それほど漫画を好きかっていうと、そうでもないんだよね。そのへんが主催者側の意図が伝わりにくい要因かもしれません。
漫画
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2007.04.15 Sunday 18:18

セルナンバー8/石原理


セルナンバー8

セルナンバー8

リブレ出版

私の好きな石原漫画のキャラクター達はいつも”家族”を探している。
きちんと愛された記憶のない彼らはとても不安定で、必死で帰属できる場所を探しながら、つねに闇の淵を覗き込んでいる。
人のダークサイドだけを見て人間なんてそんなものだと諦めるのがクールなのかもしれないけれど、クールじゃなくてもいいから陽の光をもとめて足掻いてる人が好きだ。「セルナンバー8」のナギもそんな人。
15才にして懲役15年、クールでタフでロータウン中に恐れられるナギ。ナギと一緒に監獄を脱走したコージは、やがて彼の心にちゃんと悲しみや傷があるのに気付きます。もちろんそれはコージの持つ優しさがあったればこそなんだけれど、同時に効いてくるのが神経錠というアイテムです。

ナギとコージの手首を繋いでいる「神経錠」。
他作品でもそうだけど、石原理はこういうSF的なギミックを使うのがやたら上手い。
繋がれてるせいで行動が制限される上、何故か二人に付けられた特別製の神経錠は、互いの感覚や感情まで通じてしまうのです。

「お前とつながってるとこが痛くてたまんねえ…」

なんて切なくてなんてエロい台詞だろう。
10数年前同人版を初めて読んだ時には悶絶しましたよ。
その想いとはよそに、二人は人工知能「最」を生み出すプロジェクトの実験材料にされ、追い立てられていきます。
こういうサイバーパンクものになると、展開が早くて時々説明不足になったりするんだけど、分からないところは無視していいから(コラ)そのスピード感を味わってほしい。
大丈夫、(多分)必ず何度でも読みたくなるから。

なんだかBLの感想じゃないみたいになってしまったけど、まあ石原漫画だから仕方ないよね。

同時発売の「犬の王」は「カリスマ」の続編。
アーチャーっていつからお笑い担当になったんだっけ?あれ?元からだっけ?
マッパで籐椅子にふんぞり返ってるんですケド…。

何はともあれ本格的に復筆されたようで嬉しいです。
いやもう、本当に嬉しい。
そして願わくば、再びナギとコージに会えますよう。
漫画
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