香港旅行記[2004年12月23日〜27日]

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12月26日(星期天)

◆午砲
今朝は手軽に(?)糖朝で朝ゴハン。相変わらず日本人が多い。日本語が聞こえてくると何となく落ち着いてしまうなあ。相席になったのも日本人カポーでした。こういう時って話しかけていいものかどうか迷います。自分は話しかけられたら嬉しいけれど。

晴れたらピークへ行こうと思ってたけど、どんよりした天気なので午砲を見に行くことにします。
午砲は、その昔ジャーディン・マセソン社が、社長が港を出入りする時に撃った礼砲を起源とするそうです。一説に寄れば、その伝統を知らなかった英国海軍の将官の気に触り、「じゃあお前ら毎日撃てよ」となったとか。(パンフレットより。…何だその罰…。)
当時の大砲は音が大きくて苦情が出たので、1961年に小さめのものに替わったのだとか。それじゃあまり大したことないのかなあ。
スターフェリー→トラムを乗り継いで、銅鑼湾のそごう前で降りて、海へ向かって歩いていくと、告士打道に突き当たります。午砲は道路の向こう側。
ここから午砲へは、午砲のちょうど向かい側にある世界貿易中心ビルの地下駐車場から行くのが近いです。ビルの脇(正面に向かって右側)に駐車場への扉があって、駐車場からはなんだかあやしげな地下道が午砲まで続いています。
最初この地下道に気付かず(案内も何もなかったと思う…。)、遠ーくの歩道橋まで遠回りしてしまいました。
世界貿易中心でトイレに行ったりコーヒーを飲んで時間をつぶした後、正午近くになってまた午砲へ行ってみると、ジャーディンの人(?)が準備を始めていて、観光客もちらほらと集まりはじめていました。そろそろ12時。
ジャーディンの人(?)が時計を確認して、12時になった合図の鐘をならすと、おもむろに…
ドカン!!
………!!
び、び、びっくりした。びっくりした。びっっっくりした!!心臓飛び出たかと思った!!
撃った瞬間をカメラに収めようと待ち構えてたんだけど、びびってもうそれどころじゃない。隣で観てた西洋人夫婦の奥さんもめっちゃ驚いてて、思わず意気投合してしまったよ。あーびっくりした。何だよ充分強烈だよ。これよりでっかいってどんな音だったんだ。

朝っぱらからテレビに登場のアニキ。厚生大使とか言ってました。(11月に刑務所を慰問したときの映像らしいです。)

ドーン。

「つきせぬ想い」で劉青雲と袁詠儀がデートしてたのがこのへんだとか。
◆太平山頂(ヴィクトリア・ピーク)
午砲を撃ったあたりから急にいい天気になってきました。これならピークへ行っても大丈夫そう。
そごう前からトラムに乗って中環で下車、ピークトラム乗り場へ。ピークトラムも今日はえらく混んでいます。本を読みながら待つこと30分、ようやくピークトラムに乗り込む。
山頂駅があるピークタワーへは前にも行ったんだけど、実はあそこは山頂駅であって山頂ではないということを後から知って、これは是非にも山頂まで行かなければと思っていたのです。
山頂へ行くには、ピークタワーを出て右の方にある柯士甸山道を登っていきます。頂上までちゃんと舗装されているので歩くのは楽ですが、勾配はけっこうきついです。ときどき休憩しながらのんびりと頂上まで。
山なので自然を楽しむのもいいですが、道なりに続く豪邸をウォッチングするのも楽しい。ここの住人は車でしか出歩かない種類の人たちなんだろうなあ。

ピークタワー周辺は観光客でごった返していたけど、頂上まで登る人は少なくて山頂付近にある展望台は静かです。地図を見ると頂上はもっと上らしいけど、そっちの方は私道になっていて行けません。もしかして山頂って私有地?仕方がないので展望台でストップ。売店があったので水分補給して生き返ります。
ここから見えるのは香港仔方面。もっと空気が澄んでいる季節だったら、海が遠くまで見渡せてさぞかし気持ちいいだろうと思います。

柯士甸山道。

柯士甸山道にて。可愛いので撮ったけど何の花だろう。

山頂付近より。縮小すると全然分かりませんが、真ん中あたりにうっすら青馬大橋が見えています。

ピークタワーにあった滑り台。(空気で膨らんでるやつ。)どこでもこのテのアトラクションは大人気で子供らがギャーギャーいってます。名前はもちろん…

TITANIC!!(ギャー)
◆湾仔
ピークから降りてきて、近場のパシフィック・コーヒーで一休み。明日はもう帰らなきゃならないと思うとだんだん淋しくなってきました。イカンイカン、考えないようにしよう。
トラムに乗って太原街の辺りで降りる。昨日トラムから「大隻[イ老]」で見たような場所を見つけたので確かめに。
あー、あったあった。荘士敦道と湾仔道の分かれる所に正露丸の看板。確か劉徳華と蜘蛛男みたいなのが闘ってたのがここじゃなかったかな。
そのまま太原街〜春園街の屋台街を散策。太原街はおもちゃ屋さんが多いのであちこち覗いてみるけど、日本のおもちゃばっかりで収穫はなし。食玩のバラ売りやセット売りをしてるところも多いけど、これも欲しいものはなかった。もっと根気よく探せばいろいろあるのかもしれないけど。とにかくどこに行っても多すぎだよ人が(汗!

「大隻[イ老]」だったかなー。「柔道龍虎傍」だったかも。
◆地震
湾仔から夕暮れのヴィクトリア湾を横断。湾仔のフェリー乗り場の前で売ってた魚旦はカレーの辛さが丁度良くて旨いです。

チムに着くと、何やら皆ハーバーシティの入り口の大きなモニターに釘付けになっています。どこか南の方で大きい地震が起きたらしい。阿馬の中にはそっちの方から来てる人もいるんだろうから心配だろうなあ。(これがあのスマトラ島沖地震でした。まさかあれ程の大災害だとはこの時は予想だにしませんでした。)

あわてて撮ったらブレちゃった。薬屋の客寄せ猫。神妙な顔で座っているので最初は置物かと思った。(湾仔)
◆またまた劉徳華さん
ずっとお粥だの麺だのを食べていたせいか、どうしてもパンが、それもサンドイッチが食べたくなり、ハーバーシティのPRETに行く。いつの間にか日本にはなくなってたPRET。私も一度日本で買ったことがありますが、あまりにもアメリカ〜ンな味に辟易してしまい、二度と買わなかった。今回は間違いなく無難な卵とトマトのを購入(美味かったです)。
買わなかったけど「TUNA MAYO」なんてのもありましたよ。もはやどこの国の店なんだか意味がわかりません。
そういえば、やっぱり日本からは撤退してしまったBEN&JERRY'Sも何件か見かけたな。あれもまたアメリカ〜ンなフレーバーが多かったのが敗因だろうか。でもキャラメル・キャラメルは好きだったんだよ…。
ホテルに戻ってサンドイッチをパクつきながら、TVBの「新城勁爆頒奨禮2004」を観る。またまたアンディさんが何個もトロフィーをもらっていました。今回はアンディさんに縁があるというか、出ずっぱりじゃないか、この人。他の四大天王はどうしたー。

スターフェリーの中。

待合室もレトロ。
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