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2007.10.31 Wednesday 00:30

幕末散歩(函館・其の三)

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カニまん朝ごはんはカニまん。中華まんにしてはお値段高めですが、カニの旨みがぎゅうづめです。ウマー。

碧血碑ホテルをチェックアウトして駅のロッカーに荷物を預けたら、市電で「谷地頭」へ。函館八幡宮の前を左に曲がってあとは案内板の通りにひたすら上っていきます。鬱蒼とした山道をしばらく行くと、碧血碑の立つ小さな広場に出ました。

先に紹介した柳川熊吉が、明治4年に脱走軍の遺体を改装したのが、函館の街を見下ろすこの場所です。明治8年には、榎本武揚や大鳥圭介の協力により碑が建てられ、柳川熊吉は生涯この地を守り続けたそうです。
過剰に飾り立てられている様子もなく、かといって荒れているわけでもなく、今も大事にされている印象を受けました。もう花は終わっていましたが、まわりにはツツジがたくさん植えられていたので、もっと早い時期であればそれは綺麗なんでしょうね。
しかし閉口したのは蚊!エサが来たぞとでも言わんばかりに、払っても払ってもかかんにアタックしてきます。こんな山の中では奴等も死活問題なんでしょうが黙って吸われてやる義理もないので早々に退散しました。翌日の慰霊祭に出席された方々も蚊には悩まされたんじゃないでしょうか…。

八幡宮を出て左の方へ歩いていくと、函館公園があります。
明治12年に作られた北海道初の公園で、敷地内には古い建物が点在しています。
そして入り口にある高田屋の松を皮切りに、しばらく高田屋嘉兵衛ツアーとなりました。

嘉兵衛像宝来町の電停から少し西の方に高田屋屋敷跡があり、東には高田屋嘉兵衛像が立っています。その先の護国神社まで行くと高田屋にあったという亀石があるそうですが、流石に疲れそうだったのでパス。
嘉兵衛像のすぐそばにある千秋庵という老舗の和菓子屋さんで、名物だというどらやきと山親爺というお菓子をお土産に購入しました。お店の名前におや?と思ったら、案の定初代のご主人は秋田の人だったとか。千秋庵総本家のサイトによると、六花亭は千秋庵の分家筋にあたるようです。
山親爺は薄いさくさくした歯ごたえのたまご煎餅で、バターが効いていて美味しい。可愛い上生菓子も食べたかったけどさすがに東京まで持って帰ったらひからびそうだもんね…。
それから十字街(幕末当時、異国橋があったところ。土方さんが亡くなったのは異国橋付近という説もあります。)を通って高田屋嘉兵衛資料館へ。
資料館は高田屋造船所の跡地に倉庫として建てられたものを利用しているそうで、高田屋で使用されていた品々が展示されていました。
全盛期には450隻の北前船を所有していたという高田屋。展示されていた花瓶や刀の鍔にまで北前船の意匠が使われていたのが面白いです。
銅像の嘉兵衛はがっちりした感じの人でしたが、展示されていた講談社の絵本の中の嘉兵衛はえらい美少年でした(笑。

函館駅前へ戻ってお土産屋さんにふらっと寄ったら、ついに発見しましたよ!「じゃがポックル」!
その存在を知って以来幾年月…やっとお目にかかりました。その気になれば通販も出来るけど、こういうのはやっぱり現地で買うことにも意味があると思うんですよね。一人一箱限定だったので自分用に一箱購入しました。
食べてみてびっくり、芋の甘さがすごいですよこれ!美味しい!
右往左往
author : 遠野 | comments (0) | trackbacks (0)

2007.10.28 Sunday 23:49

幕末散歩(江差・其の二)

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esashi4.jpg沈む開陽丸を見て、土方さんが拳を打ちつけて悔しがったという松の木が旧檜山爾志郡役所の前に残っています。
旧檜山爾志郡役所は元奉行所だったところで、現在の建物は明治20年に建てられたもの。今は郷土資料館として公開されています。白と緑のコントラストが可愛らしい建物なのに、昔は役所が警察を兼任していたために取調べ室や留置所があるのが面白い。
郡役所役所の前には江差八勝の碑がありまして、江差八勝とは頼三樹三郎が江差を訪問したおりに、俳句仲間と選定したものだそうです。江差とその近隣から選んだ八つの絶景を七言絶句にし、頼三樹三郎が揮毫して姥神大神宮に献額したとか。
前出の「江差旅の本」には、頼三樹三郎がこの地に残したロマンスの話なんかも載っていました。弘化4年、安政の大獄で処刑される10年前ほど前のことです。

esashi5.jpg江差にはニシン漁で賑わっていた頃の網元や豪商の家が残っていて、せっかくなので見学することにしました。
最初に訪ねた横川家は網元のお家。ここではにしんそばをいただきました。
次の中村家は国の重要文化財で、こちらは解説の方がいて内部も隅々まで見て歩くことが出来ます。二階にも上がれます。何重もの扉で守られた蔵や、蔵と蔵の間はかならず漆喰の壁で仕切られているなど、火事への備えはとにかく厳重なものでした。
お隣の「せき川」という甘味屋さんで一休みした後、松前藩随一の豪商であったという関川家の旧別荘へ。
中島三郎助の俳句仲間に孤山堂無外という人がいるんですが、この人の奥さんが大塩平八郎の縁の人で、関川家に匿われていた時に無外と出合ったらしいという話をとある本で読んだことがあります。出典が定かでないので真偽の程は分かりませんが、本当だったら素敵な話ですね。

さて、江差のお土産といえば五勝手屋羊羹。
同封されていた「由来」によると、初めて蝦夷で小豆を作ったのが、南部から入植した五花手組の人達だったとのことで、それが「五勝手屋」の名前の由来となっているそうです。五勝手屋羊羹の創業は函館戦争が終わって明治3年のこと。
円筒形の羊羹には切るための糸が付いていて大変便利です。これ考えた人はどんだけ面倒くさがりだったのか(笑

函館への帰途はバスを使いました。
ほとんど寝ていましたが、ときどきふっと気が付くと山奥のような所を走っていました。二股口のあたりとか通ったのかなあ。(函館-江差の路線図が見つからないよ函館バス…)
江差は旅人には居心地の良いところでした。函館のような派手な史跡はないけれど、地味でも大切に残そうという雰囲気を感じられたこともあるし、何より出合った人たちが皆ニコニコと接してくださったことを思い出すと気持ちが暖かくなります。いつかまた訪ねる機会があればいいんですけど。
右往左往
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2007.10.24 Wednesday 23:21

香港映画祭開幕!

オープニングのレッドカーペットには間に合いませんでしたが、舞台挨拶にはギリギリセーフ。
徐克(ツイ・ハーク)、林嶺東(リンゴ・ラム)、杜琪峰(ジョニー・トー)、古天樂(ルイス・クー)の「鐵三角」組と、謝霆鋒(ニコラス・ツェー)、房祖名(ジェイシー・チェン)、余文樂(ショーン・ユー)の「男兒本色」組という、何の冗談かと思うくらい豪華なメンバーでした。
若者組がインタビューを受けてる間、後ろの方で仲良さそうにくねくねしてる監督三人+古天楽が面白くてインタビューに集中できなかったよ(笑。おっさん達可愛すぎだ。
房祖名は早いとこ次の余文楽にマイクを押し付けようとしてみたり、手にかいた汗をごしごしとズボンでぬぐってみたり、挙動が初々しい人でした。
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雑記
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2007.10.21 Sunday 21:10

-書斎の美学-文房具の楽しみ/静嘉堂文庫美術館

静嘉堂文庫イロモノ文具好きとしてはもう少しバカ度の高いものを期待していたんですが、そんなものを期待する方がバカだったようです。でも遊び心は溢れてましたよ。

筆、墨、硯、紙を「文房四宝」というそうで、それらを中心に、印材や茶道具、書斎に飾る玉器や水石までが展示されていました。時代は明、清のものが多かったです。
市川米庵の解説による、筆や文房具のコレクション本があったんですが、昔っからそういうマニア向けの本ってあるんですねえ。
展覧会とは関係なかったんですが、渡辺崋山の「蝠鹿樹図」の鹿が可愛くってもう。蝙蝠+鹿+樹=ふくろくじゅ。この間見てきた「谷文晁とその一門」でも崋山の絵を少し見ましたが、どれも何となく柔らかい印象を受ける絵でした。崋山の境遇を考えるとどうしてこんな優しい目線をもてるのか不思議な思いがします。

写真は美術館と並んで建つ静嘉堂文庫の建物です。
岩崎弥之助(三菱二代目、弥太郎の弟)が創設し、弥之助の死後、息子の小弥太(三菱四代目)が弥之助の眠るこの地に静嘉堂文庫を移したのだそうです。
美術館を囲む深い森の一角に、岩崎弥之助の廟がありました。
右往左往
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2007.10.09 Tuesday 23:52

ストレンヂア 無皇刃譚

公式サイトはこちら。

アニメーションによるアクション映画というジャンルにどれだけ需要があるかは分かりませんが、私は有りだと思いました。
迫力という点では生身のアクションの方に軍配が上がるでしょうが、アニメーションならではの誇張された動きとか、カメラワークとかがものすごく気持ちいいんですよ。しかもそこにボンズならではのキャラクターの艶っぽさが加わると、背筋がぞわぞわしてきます。ラストの剣士二人の一騎打ちときたら、例えば王家衛の映画で見せられた延々と続くセックスシーンよりも遥かにエロい。

設定がショボい印象はありますが、アクション映画は考えるものじゃなく感じるものですからいいんじゃないですかね!テーマ性とか緻密なストーリーなんてのは二の次にしても十分楽しめました。尺に対してもすっきりまとまっていて良かったです。

キャラクターは何というか、皆さん可愛い。
名無し(主人公)は訳ありで刀を封印した剣士。これまた訳ありで武士達に追われている仔太郎。飄々としているようで、あれよあれよという間に巻き込まれてる名無しさんとか、最初は懸命につっぱってるんだけどだんだん名無しを慕うようになっていく仔太郎とか、とにかく可愛い。強い相手を探し求める羅狼さんという人にいたっては、主人公に一目惚れしたあげく初対面でいきなり切りかかってしまいます。そして何と言っても可愛い犬(一番活躍したのは犬だという噂も有り)と可愛い馬!

アクションシーンが早すぎてよく分からないところも多かったのでちょっともう一回観てきますね。
アニメ
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