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2010.05.04 Tuesday 22:26

幕末(天文)散歩

だいぶ以前になりますが、国立天文台の一般公開に合わせて、幕末期の天文学ゆかりの地をまわってみました。たまにこういう歴史の本筋から少し外れた目線で幕末期を見てみるのも面白いかと思って。(といっても2箇所しか思いつかなかったのですが…。)

tenmon1.jpgまずはこちら、浅草天文台跡。
行ってみて気付いたんですが、以前仕事で毎日通っていたところでした。全く気付いてませんでしたよ。もったいないことしたなあ。
こんな街中でも当時は十分観測ができていたんですね。
上野の科学博物館の日本館1階には、昔の望遠鏡(遠眼鏡)や天球儀が展示されています。写真は江戸時代の天文学者、渋川春海が作った天球儀(複製)です。当時知られていた星座の他に独自の星座も載せていたそうですよ。ということは作る人によって星座が変わるのか。星座を見ると作成者が分かるとか、星座作りのセンスも問われたりなんかして。
いやしかし、胃座はどうなの渋川先生…。(胃座ってあったの!?)

渋川春海といえば、冲方丁の「天地明察」は面白かったです。当時も今も、人が星空へ向ける眼差しや探究心は変わらないんですね、きっと。

こちらもかはくの展示物で、白萩隕鉄という、富山県の白萩というところで見つかった隕石です。この隕石の半分を使って榎本武揚が流星刀を作らせたんだそうで、寄贈者のお名前がしっかり榎本某さんになっていました。

さて、国立天文台三鷹キャンパスにやってまいりました。
国立天文台設立の経緯は何やらややこしいので興味のある方はググってみてください。ただ、最初に見た浅草天文台も国立天文台のルーツの一つではあるようです。
常時公開されている天文台歴史館(大赤道儀室)では、貴重書の展示をやっています。数は少ないものの、毎回テーマが面白いです。WEB展示もあるのでどうぞ。
ちなみに大赤道儀室のこのドーム、なんと木造なのです。この丸みを出すために造船技師の力を借りたそうですよ。

三鷹キャンパスでは毎年10月頃に特別公開をやっています。単に施設を公開するだけではなく、研究者による企画展示が盛りだくさんなので、興味がある方はぜひ特別公開に合わせて訪問されることをお勧めします。楽しすぎて回りきれないかもしれませんけどね!
右往左往
author : 遠野 | comments (0) | trackbacks (0)