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2007.07.08 Sunday 21:53

幕末散歩(三田)

西郷・勝会見の地碑田町駅からすぐのところにある、西郷・勝両氏会見地。
江戸総攻撃を目前にした慶応4年3月、勝海舟と西郷隆盛の間で会見がもたれました。13日は品川の薩摩藩下屋敷、14日はこの場所にあった蔵屋敷で行われたそうです。
結局戊辰戦争で江戸が焼かれることは回避されたわけですが、その戊辰戦争の発端となった薩摩藩上屋敷もこの近くにあります。

薩摩上屋敷会見之地碑の前の道をまっすぐ、NECビルの横のあたりが薩摩藩上屋敷跡になります。今は三井信託銀行とセレスティンホテルのビルが建っており、ビルの周りが「芝さつまの道」として綺麗に整備されていました。といっても特に見るべきものはありませんでしたが、とにかく大きい屋敷だったということは分かります。
慶応3年末、江戸では薩摩藩の扇動により略奪や破壊行為が頻発していました。それら暴徒をかくまったとして幕府は薩摩藩邸を焼き討ち、これが鳥羽伏見の戦いの発端となり、やがて戊辰戦争へと発展していきます。

慶應義塾旧図書館慶應義塾の三田キャンパスにやってまいりました。東門から入ってすぐのところにある旧図書館は明治40年の建築。中に福澤研究センターがあり、福澤諭吉縁の品がちょっとだけ展示されています。階段の踊り場には和洋折衷なステンドグラスが。
江川坦庵の手代に、後に足柄県参事となった柏木総蔵(忠俊)という人がおりまして、この人が福澤諭吉と仲が良かったそうです。本やらお土産やらを贈りっこする仲だったそうですが、坦庵さんの思い出話を聞いたりしたんですかね…。…うらやましい…。

三田演説館正門近くにある演説館が建てられたのは明治8年。建設当時は旧図書館の近くの場所にあったそうです。全体的には西洋風なのに、ナマコ壁に瓦屋根という不思議な建物でした。

…ていうか、かわいいよね…。(どーしても顔に見える。)

大阪家のお菓子慶應義塾の向かい側にある大阪家のお菓子。創業は元禄年間だそうです。
「あじさい」という名前のお菓子が二種類あったので二つとも買ってみました。訪れた日は梅雨らしからぬお天気でしたけどね。
右往左往
author : 遠野 | comments (0) | trackbacks (0)

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