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2014.02.10 Monday 21:20

香港散歩-馬湾-

香港には「馬」が付く通りや地名がたくさんあります。
「馬」が付くストリート巡りはどうだろうと考えていたところ、香港ナビさんに先を越されてしまったので、今回は青衣と大嶼山の間にある馬湾という島へ行ってみました。

mawan01.jpg馬湾へは中環の2番埠頭からフェリーで30分ほど。
昔は小さな漁村があるきりだったようですが、今では高層マンション群が立ち並んでずいぶん様変わりしたようです。
フェリーは朝夕の通勤時間帯は15~30分ごと、他の時間は1時間に1本程度でした。

珀麗湾埠頭でフェリーを降りると目の前には高層マンション。フェリー乗り場の近くにはコンビニや茶餐廳、パシフィックコーヒーもあります。
小さい島なので、大体の方向さえつかんでいれば迷っても何とかなるだろうと高をくくって適当に歩き出します。
ところで、今年の旧正月の香港は記録的な暑さでした。
この日もごらんの通りの晴天。
まさか泳いでいる人がいるのでは…と思いましたが、さすがの香港人も1月に海水浴はしないようです。

地図によると、島の反対側に「麒麟石」という場所があるらしいのでまずはそこを目指してみます。そのままビーチを左手に向かって、時計回りに島をぐるっと回るように歩いていきました。適当に見当をつけて林の中の道を進んでいたところ、どうやら麒麟石へ続く道は工事中のようで、通れません。残念ですが、整備が終われば行きやすくなるのかもしれませんね。

そのまま島の反対側へ出るように歩いていくと、昔の漁村、馬湾市(という名前の村)にでました。

mawan03.jpgmawan02.jpgこのあたりは立ち退きが進んでいるらしく、ほとんど人影もありません。
海沿いの棚家も、朽ちるままにまかされていました。

mawan04.jpg村役場にあった素敵な壁画。地面にタイルで波紋が描かれているのもたまりません。
これもやがてなくなってしまうんだろうなあ。

mawan05.jpg馬湾大街から海沿いに歩く道を見つけられなかったので、島の高台の方へ進みました。写真は高台にあったた祠。後ろの木の茂り具合もあいまって、小さいのに堂々とした印象を受ける祠でした。
馬湾大街にあった天后廟にしても、住む人はいなくなってもちゃんと手入れされて、大切にされていることに何となくほっとしてみたり。


ぶらぶら歩いていくと、真新しいアパートが立ち並ぶ街に出ました。立ち退いた人達が住んでいるんでしょうか。小ぎれいで可愛いアパートですが、どれも似たような建物。やはり、馬湾市のひなびた景色と建物の方がそそられます。
でもまあ、住む人にとっては新しくて使い勝手の良い家の方が良いでしょうから、旅行者の勝手な感想ですね。

mawan06.jpg芳書園室という看板(?)があったので、矢印に従って行ってみると、中洋折衷のかわいい建物がありました。昔学校として使われていたという建物を使った展示室です。HK$10で入れます。特に珍しい展示があるわけではないですが、昔の馬湾島の暮らしがパネルで紹介されていました。スタッフの方が英語で一生けんめい解説してくれて、その解説だけでも10ドル払った甲斐はありました。
そうそう、気になっていた馬湾の名前の由来、ここでもらったパンフレット(これ埠頭で欲しかった!)によると、天后廟が由来となっている説が有力なようです。
海の女神様である天后は、阿媽とも呼ばれます。阿媽湾→阿馬湾→馬湾?になったらしい。スタッフのお兄さんは島の模型を指して「馬の形に見えるでしょ?」と言っていたけど、うーん、まあ、頑張れば見えなくもない…かな?
右往左往
author : 遠野 | comments (0) | -

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