香港旅行記[2006年9月27日〜10月1日]

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9月29日(星期五)

◆ランタオ島
今日も早めに起きてフェリー乗り場へ。本当は香港島に宿をとった方が便利なんだけど、九龍サイドのホテルにしたのはスターフェリーに乗りたいからだったりします。
通勤客に混じってフェリーに揺られていると、香港いるんだなあと思う。たまにフェリーの渋滞(桟橋の順番待ち)にひっかかったりして。

中環の陸羽茶室の向かいにあった茶餐廳で朝ごはん。フードコートみたいにレジで食券を買って、厨房で受け取る方式でした。オムレツが程よい塩加減と焼き加減でうまうま。
干諾道中から歩道橋に上り、あとは「離島」の字を追って行けばフェリー乗り場に着きます。梅窩行きは6番乗り場の右側。
時刻表を見ると次の便は普通船で8:30。うーん、あと30分もある。高速船は9:00だから、所要時間の差を差し引いても普通船の方が早く着く。まあいいか、普通船に乗っちゃえ。
待合室の二階は食堂になってました。これだけ待ち時間があるなら、ここでご飯にしても良かったなあ。

フェリーが来たので、念のため日本から持参した酔い止めを飲んでから(乗り物に弱いのです…)乗り込む。アッパーデッキには、さらに上の階(1等)へ行く階段があって、改札で1等料金を払ってなくても、ここで追加料金を払えばいいらしいです(オクトパス使用可)。
せっかくなので$6.5払って上がってみましたが、2等と違うのはテーブルがあることと、エアコンが効いてることくらいかな。テーブルがあるのでご飯を持ち込んで食べてる人もいました。

約50分で梅窩に到着。薬を飲んだのに微妙に気持ちが悪い…。このままバスに乗るのは不安だったのでもう一度飲みました。4時間以上あけてって書いてあるけど、効いてないんだから関係ないよね。
フェリー乗り場のすぐ目の前がバスターミナルです。天壇大仏のある昴平行きは一番左の2番乗り場。次のバスは9:40とあったので、多分高速船の到着時間に合わせてるんだと思います。知っていれば高速船で来たものを…。
バスは繁華街で見かけるダブルデッカーではなくて、普通のサイズ。酔わないようになるべく寝るようにしてたので景色を見る余裕がなかったのが残念です。…といってもほとんど山道だった気がするけど。約40分で昴平到着。

米粉、オムレツ、トースト、コーヒーで$17。

郭富城と月餅。うーん…、いや、格好いいんだけどさ、格好いい必要あんのか?月餅…。

梅窩行き乗り場の上にいた曾志偉。そうそう、こうだろ普通。(クリックで拡大)

フェリー乗り場内部(クリックで拡大)

梅窩バスターミナル(クリックで拡大)
◆天壇大仏
世界最大のブロンズ製野外座仏というだけあって、さすがにでかいです。
大仏の膝元までは長い階段を上らなければなりません。皆買ってたのでつい豆腐花付きのチケットを買っちゃったけど、上るだけなら多分タダ。
…なんか、香港でお寺というと、毎回大変な思いをしているのは気のせいでしょうか。いや萬佛寺と比べれば全然たいしたことはないんですけど。
上からはやっと開通した昴平360と、駅前の昴平村が見えました。うん、やっぱり帰りは昴平360を使うことにしよう。

何だか珍しく観光っぽいことをしていますが、実はここもロケ地なのです。「無間道III」の冒頭でヤクザが密会(?)していたのがこの大仏様。やっぱり香港のヤクザは高いところが好きなのかしらん。皆してあの階段を登ったのかと思うとまたまた笑えてきます。律儀にチケット買ったりしてな。
あっ、そういえばさっきの梅窩も「いますぐ抱きしめたい」のロケ地じゃなかったっけ? しまった、もっと良く見ておくんだった。

さー上るぞー(クリックで拡大)

仏像って何か楽しげよね
◆心経の道
大仏を降りて右の方へ。「WisdomPath」の表示を探しながら山道をどんどん歩いていきます。茶餐廳を通り過ぎたあたりでちょっと不安になりかけますが、時々人とすれ違うので迷ってはいないようです。
鳳凰の像がある広場に出たところで首を巡らすと、巨大な柱がにょきにょきと並んでいました。私はてっきり作り物かと思っていたんですが、本物の木なんですね。壮観です。
1本1本に書かれた般若心経の意味を考えながら、のんびり一回りしてみました。

戻る途中、茶餐廳にてお茶っ葉を購入。
ガイドブックに香港で唯一の茶畑で採れるお茶だとあったので、お土産にしようと思ったのです。
茶葉は量り売りで、お店の人に言うと大きなお茶っ葉入れから出してくれます。この時は、@緑茶、Aジャスミン茶、B種別不明のお茶(それぞれ名前を教えてくれたんですが、聞き取れず。書いてもらえばよかった…。)の3種類がありました。Bを買ってみたんですが、帰ってから飲んでみたら、緑茶と青茶のあいのこのような感じで、さっぱりしてて美味しかったです。
50gほどで$38。お茶はよく分からないので高いのか安いのか分かりません。
お店の方は英語が話せます。あいにく私は英語も広東語も駄目なので、購入するまでがいろいろ大変でしたが、まあそれも旅の思い出…。変なやっぷんやんに根気強く付き合ってくれた茶餐廳のおばちゃんとおねえちゃんとお客のおじさん、どうも有難う。



ハートスートラへの途中。背の低いのがお茶の木らしいですが、これが茶園??ちなみにこのへんやたら犬が多いです。

心経簡林(ハートスートラ)
◆昴平360
昴平村は小さなテーマパークみたいになっていて、昴平360のオリジナルグッズや土産物屋、カフェが入っていました。もっとオリジナリティのあるものがあればいいのになあ。ちなみに昴平村の近くにあるトイレは新しくて個室がいっぱいあるのでお勧め。
お昼を過ぎたばかりの時間なので下りのロープウェーは貸切状態でした。
景色はもう、壮観と言うよりありません。高所恐怖症の人はやめた方が身のためです。後ろからきたゴンドラが枠(?)だけだったんですが、メンテナンス用でしょうか。こ、怖い…。
しばらく行くと右の方に香港国際空港も見えました。
東涌(トンチョン)で降りると、平日だというのに出発待ちの列が延々と…。これが土日だったらと思うと怖いです。そこからMTR港島線の東涌駅はすぐ。
湾仔と銅鑼湾のおたくショップをまわってから尖沙咀へ戻り、商務印書館でようやく、探してた香港街道地方指南を購入しました。いくらニューススタンドで探しても見つけられなかったのは何故なんだろう??


ロープウェーから見た大仏様
◆ジャンボレストラン
食事がどうしてもB級に偏るので、1回くらいはまともな食事をしようと思い、おなじみパンダバスのツアーに参加してみました。…なんて実は「食神」や「無間道III」のロケ地になったジャンボに行きたいだけなんですけど。

ホテルに集合した後、まずはバスでピークトラムの駅へ向かいますが、連休の前日とあって道路が混みまくりです。この日はガスも少なくて格別夜景が綺麗だったのに、あまりゆっくり鑑賞できませんでした。まあピークはいつでも来られるからいいや。
ピークから再びバスで香港仔に到着。海上に輝くレストラン。ギラギラの装飾はどう見てもレストランというよりアトラクションですが、今は味の方もだいぶ改善されたそうです。以前あった3隻のうち、1隻はマニラに出張中。…てことはやっぱり普通に海を走っていったんだよね…?あの派手なやつが…。
残る2隻のうち、食事は大きい方の「珍賓」でいただきました。「食神」で使われたのは小さい方の「太白」で、これが一番古いんだそうです。
食事の席では、イギリスから帰る途中だという親子づれとご一緒しましたが、なにやら香港ではあまりいい思いをされなかったとかで、すっかり印象が悪くなってしまったようでした。
えええ、そんな、確かに香港は日本みたいに至れりつくせりのサービスはないし、無愛想だけど、だからこそちょっとした親切が嬉しかったりするし、いいとこいっぱいあるんだから、嫌いなまま帰るのは勿体ないよ!思い切って飛び込んでみてよ!失敗してもそれはそれで旅の思い出になるんだから!
…と思ったんですけど、自分が話ベタな上に、あまりにも価値観の異なる…というか、まあ、”上品”な方たちだったので、香港の名誉挽回には至らず…。ご、ごめんよ香港…。がくり。
あ、食事はまあ普通でした。(もとよりジャンボに行くのが目的であって、食事は期待してなかったので…。茹でエビは美味しかったですよ。茹でるだけだけどね。)

どーん

「食神」で使われたのはこちらの太白。(船から撮ったのでぶれまくってます)



街歩きの途中で一休みしたパシフィックコーヒーにて。マンゴーチーズケーキがうまいです!普通のチーズケーキは大きすぎて全部食べると気持ち悪いくらいなんですが、これは量も丁度良くて嬉しい。
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