香港旅行記[2006年9月27日〜10月1日]

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9月27日(星期三)

◆香港到着
今回は午後便でゆっくり…と思っていたら、何だかんだで結局午前便になってしまいました。機内では「ダ・ヴィンチ・コード」を観ようと思っていたのに、機器のトラブルで結局観られず…。仕方がないのでずーっと寝ていました。香港国際空港には現地時間13:00とかなり早く到着。
ツアーの人達を待っている間に、ATMで香港ドルを引き出して、エアポートエキスプレスの切符売り場でオクトパスをチャージ。約2年ぶりだけどちゃんと使えました。ホテルへチェックインしたのは15:00過ぎくらい。
今回のホテルは尖沙咀ど真ん中のカオルーンホテル。ツインを一人で使ったので狭さはそんなに感じません。街歩きが目的だと、やっぱり駅の近くでちょくちょく休憩に寄れるところが便利です。

1日目はとくに何も考えてなかったので、とりあえず旺角へ出てみることにしました。新しいパジャマが欲しかったので、女人街あたりで安いのがあればいいな、と。

旺角は相変わらず人でごった返しています。女人街も丁度賑わってくる時間。チープなバッグや靴がすごくかわいい。(すぐ壊れそうだけど。) 靴にかなり目移りしつつも、結局馬の置物をちょっと値切って購入。キラキラでいかにもチープなのがいい感じです。

信和中心やトイショップもまわってみましたがめぼしいものは見当たらず。信和中心は明星ショップが減って、海賊盤のVCD屋は壊滅してました。
以前に銀英伝や”D”があるのを見て「次はライトノベルがくるのかなー」なんて思っていたんですが、ホントにラノベが増えてましたよ。『軽小説』って、まんまやんけ…。ハルヒはもちろん、(ラノベからはちょっと外れますが)舞城王太郎や乙一も並んでいます。「好き好き大好き超愛してる。」とかどう訳すんだろう。
中国でも人気だという銀英伝は、何とハードカバー版が出ていました。人気が出るのは嬉しいけど、大陸の人達は銀英伝をどう読んでるのか気になります。ヤン提督の政治思想は問題にならないのかな。(民主主義のマイナス面も書かれてるから大丈夫なんですかね…ていうか、悪いところばっかりだけどね。そういえば日本では東京創元社に版権が移るとか。私は一体何度銀英伝を買えばいいのか。)

夕飯は尖沙咀の適当な茶餐廳でお粥。ローカルの皆さんは競馬中継に釘付けでした。そうか、今日は水曜だったか。競馬に行ってみるのも良かったかも。
彌敦道の東側をぶらぶらしたあと、G.O.D.のハーバーシティ店へ。よくガイドブックで街並みをプリントしたトートバッグが紹介されている雑貨屋さんです。自分もトートが欲しかったけどこの時は見つからず(湾仔のTDCデザインギャラリーにありました)、代わりに同じ柄のパジャマを発見!メンズだけでしたが、お店の人が出してきてくれたXSサイズがぴったりだったので購入することにしました。(さっそくその日から使った。)
パジャマの他にもお土産やらカードやら文房具やらを買い込んで大満足。今回一番お金を使ったのはここかも。いちいちセンスが好みなのです。


一番小さいツインルーム

旺角の花園街のあたりでしょうか。ミニバスがかたまってて可愛かったので。

「PTU」ロケ地

G.O.D.で買ったものたち



中環のフェリー乗り場は今回で見納め。
9月28日(星期四)

◆ロケ地探訪
朝早くホテルを出発。
まず向かったところは、星馳さんの出世作「賭聖」のロケ地になった翠園大廈第二期。映画の冒頭で、大陸から香港に出てきた星仔が、叔父さんを訪ねてやってくるアパート(団地?)です。(大好きなシーンなんですが、どう面白いか書くとネタバレになるので割愛。日本語版DVD出してー!)
油麻地駅A2出口を出て、彌敦道を旺角方面に少し行くと登打士街と交差するので、東に曲がってずーっと行くと、左側に例の入り口があります。当時からは変わっていますが、おおまかなレイアウトは映画と一緒です。
向かいに大きな病院があって、早い時間にもかかわらず受付待ちの人が長い行列を作っていました。病院が混むのはどこの国もいっしょなんですかね。

彌敦道を南下して佐敦道を西に行くと、「大事件(ブレイキング・ニュース)」の舞台になった文華樓が見えてきます。白とオレンジと緑のコントラストが印象的ですぐに分かりました。
佐敦をウロウロしていたら”すいか”茶餐廳があったので朝ごはんセットを。コーヒーが意外に美味しくて嬉しい。

佐敦まできたのでそのまま尖沙咀まで歩きます。九龍公園は30日から始まるランタン・セレブレーションの飾りつけの真っ最中でした。朝早くから老若男女、思い思いに体を動かしています。

スターフェリーで中環へ。朝早くてこの時はまだ開いてませんでしたが、中環のスターフェリー乗り場前にあるビジターインフォメーションは、リアルタイムの観光情報がほしい時にはお勧めです。今回はランタン・セレブレーションのパンフレット(日本語版あり)がお役立ちでした。
中環からケネディ・タウン行きのトラムに乗ります。初めて行く場所でしたが、トラムはゆっくり走るので、地図を片手に通りの名前を確認しながら行ったら全く迷いませんでした。
荷蘭街の標識が見えたあたりでトラムを降り(向かい側に公園があるところ)、そこから少し西の方にある山市街を山側へ入っていくと、ものすごく急な階段が見えてきます。ここが「爆裂刑警(オーバーサマー)」のロケ地になった場所だそうです。
某サイト様の掲示板で知ったのですが、頑張って行った甲斐がありました。
呉鎮宇(ン・ジャンユー)や古天楽(ルイス・クー)がさっそうと上ってくる姿と、遠くに見えるビクトリア湾。心に残っている場面そのままの景色でした。
しかしこの階段、本当に急なので上るのが大変です。鎮宇さんや古仔は何度も上り下りしたんだろうと思うと気の毒になりますが、監督がこの場所を使いたかったのも分かる気がする。こんな景色に出会えるのもロケ地巡りの醍醐味です。



愛してる愛してる…

「大事件」で犯人が立て篭もったところ

本日の朝食・スープマカロニ、トースト、目玉焼き、コーヒーで$21。

香港名物(?)「小心地滑」。あまりの滑りっぷりに思わず一枚。

(クリックで拡大)
◆茶器文物館
ところでその古天楽氏でございますが、中環に戻る途中で横に並んだバスの車体に、陳木勝(ベニー・チャン)監督の新作の広告が出ていたんですけど、よく見たら”成龍がパパで古天楽がママ”って書いてありましたよ!何だそれは、どこの誰をターゲットにしてるんだ陳木勝!
29日から始まる「寶貝計劃」という映画だそうです。わー観たい!成龍の映画ならきっとどこかが買ってくれるんじゃないかと期待しております。

金鐘でトラムを降りて、前回入られなかった茶器文物館(フラグスタッフハウス)へ行きました。展示されているコレクションはそう多くはありませんでしたが、建物を見るだけでも面白いです。何しろ入場無料なのが嬉しい。
中国茶のお店に行くと、ランプでお湯を暖めてくれますが、昔は小さい卓上七輪みたいなものを使っていたようです。一緒に扇が展示してあったんですが、もしかしてあれで風を送ってたんでしょうか。ままごとみたいな可愛らしさがあります。
小さな取っ手付きの茶杯(色は朱砂っぽい感じ)もデミタスカップみたいで可愛かったです。お茶のいろいろな飲み方の紹介があったんですが、中国にもお抹茶みたいな飲み方があるんですね。ちょっと飲んでみたいような。


ウトウトしてる時にこんなもんが横に並んだら目も覚めようってもんです。

文物館

文物館で購入した茶さじ
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