香港旅行記[2004年12月23日〜27日]

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12月23日(星期四)

◆香港到着
15:00に香港国際空港に到着。キャセイの機内もすっかりクリスマスモードで、フライトアテンダントまでがサンタ帽をかぶっていました。制服が赤いのでサンタ帽がよく似合っていてかわいい。
入国審査に並んでいると、後ろにおばちゃんと孫(推定3歳)らしき二人連れが並びました。言葉の感じからすると南の方の人っぽい。最初から落ち着きがない孫でしたが、大人だってなかなか進まない列にイライラしているのに、子供がいつまでも我慢できようはずがありません。おばちゃんがちょっと手を離した隙にスルスルと足の間をくぐって入国カウンターの内側に入ってしまったのです!さすが子供です!子供には国境などないのです!さらに慌てたおばちゃんも、孫を追いかけてカウンターの中へ!!ええっ、揃って不法入国!?
大慌てのおばちゃんと空港職員達に一同大笑い。イライラした空気が一気に和んだのでした。ありがとうよ推定3歳。
空港のATMで香港ドルをおろして、500ドル札を崩すついでにエアポートエクスプレスのカウンターで往復のチケットを購入し、AEL→シャトルバス乗り継ぎで17:00にホテルチェックイン。

クリスマス一色の香港。これは皇后像広場のウィンターフェスタの大ツリー。と、お月様。
◆「功夫」
「少林サッカー」で星馳さんを知って以来、いつか香港で星馳さんの映画を観たいものだと思ってはいたけれど、こんなに早く叶うとは思わなかった。しかもすでに日本で観ているので内容が分からないということもありません。有難うコロムビア!有難うソニーピクチャーズ(宣伝下手だけど)!
周星馳3年ぶりの新作に香港人の期待も高いとみえ、クリスマスイブのチケットはそろそろ売りきれそうだという情報を耳にしていました。とりあえず手近の映画館から攻めて、空いてるところがあればチケットを確保してしまおうということで、まずはオーシャンターミナルへ。
すると運良く今日の22:00の回が空いていたので(それでも1桁台)、すかさず購入。日本と違って香港では映画館ごとに料金も違うし、昼より夜の回の方が高い。高いといっても$50が$60(約800円)になるくらいなんだけど。座席は全て指定で人気作は先行販売もあるらしいです。ちなみにこの映画館では1/5までの「功夫」のチケットが発売されていました。

香港版ポスター。他に大きいバージョンもあり。
◆シンフォニー・オブ・ライツ
中環をぶらぶらしてたらお腹が空いてきたので、檀島珈琲で叉焼飯(もちろん目玉焼き付きで)と鴛鴦茶。うう、なんなんだこの叉焼の美味さは。
さてチム(尖沙咀)に戻ろうかとスターフェリー乗り場へ向かうと、何やら朝の山手線もかくやというほどの混雑ぶりです。時計を見ると19:30。どうやら20:00時からのシンフォニー・オブ・ライツを見ようと、九龍側へ渡る群集のラッシュのようです。ここで電車と違うのは、無理して詰め込むと沈んでしまうので乗車率100%以上には出来ないってところだな。
2〜3本見送って、ようやくフェリーに乗り込み、九龍側へ到着。
シンフォニー・オブ・ライツは滞在中のどこかで見られればいいやと思っていたんだけど、到着したら丁度始まったところだったのでそのまま鑑賞することにしました。う、うわあ…。
クリスマス期間中はあちこちのビルがクリスマスのイルミネーションで飾らていつもの倍くらい綺麗なのに、その上レーザーショーが加わるとなんつーかもう、あれだ、SF。SFにしか見えない。

話は逸れますが、私はどうも香港人に見えるらしいのです。
この日も広東語で道を尋ねられて、「〜はいびんどうあ?」は分かったんだけどその前がどうしても分からず、地図も何も持っていなかったので「ごめんなさい分かりません(日本語)」と言ったら、おばちゃんに電撃くらったような顔をされたりしたのだけども、まあ、化粧っけも少ないし、洋服にもあんまりお金かけない方だし、こりゃ間違われても仕方ないよなーと半分あきらめ気味の昨今ではあったのです。
で、シンフォニー・オブ・ライツ。日本人カポーの隣りでおのぼりさんよろしく写真を撮りはじめた時のこと、おもむろにその日本人(やっぷんやん)が「香港の人って皆デジカメ持ってるよねー」と言う。あー、そうねー、その意見には全面的に同感だわ。…しかしちょっと待て。ええと、その「香港の人」って、だ、誰のことデスカ?ねえ、ちょっと!?
大いなる謎を孕んで香港の夜は更けてゆくのでした…orz。

未知との遭遇香港編。

評判のザ・ペニンシュラのイルミネーション。
◆「功夫」鑑賞
ホテルで一休みしてからオーシャンターミナルへ移動。
10分くらい前に入場して、なかなか席が埋まらないのにやきもきしていると、CMが始まった頃になってどっと人が入ってきました。それもそのはず、長いのです、CMが。CMといっても予告(トレーラー)じゃなくて、企業CM。企業CMが延々と15分くらい続く。映画料金が安いのはこうしたCMで収入を得ているせいもあるんだろうなあ。
で、本編の方はというと…
香 港 人 大 爆 笑。
隣の席の子供なんかひきつけ起こして死ぬんじゃないかと思いましたよ。私はもらい泣きもするが、もらい笑いもする人なので、日本で観た時以上に笑うはめになりました。ああ楽しかった!
その後の新聞報道によれば、1日で400万ドル以上稼いだだの、2日で1千万ドル突破しただの、出足は快調とのこと。おめでとう星爺!
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