香港旅行記[2004年2月21日〜24日]

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2月21日(星期六)

午後2時くらいに香港到着。

前回熱を出して体温検査にひっかかるというハプニングがあったので、今回は念の為体温計を持って行きました!いや、体温計を持っているからといって上がった熱が下がるわけではないんだが、突然のことにオロオロするのが嫌だったんだよ!言葉分かんないし(泣)!今回も寝不足ではあるものの、飛行機で結構寝たし大丈夫だろうと思いつつ測ってみたら……

…37.8℃。

ギャーーーーー!?
何!?何で!?飛行機に乗ると体温上がる体質なの!?それとも興奮しすぎ!? あまりパニクってますます熱が上がると目も当てられないので、気持を落ち着けつつ体温検査を通過。…今回は無事通れました。38℃以上だとヤバイのかもしれない。

空港の到着ロビーにあるエアポートエクスプレスのチケットカウンターでオクトパスを購入し、一路ホテルへ。

今回のホテルは「ハーバービュー無料アップグレードキャンペーン中!」ということだったのでお願いしてみたんだけど、ハーバービューはハーバービューでも尖沙咀じゃなくて北角方面でございましたよ。まあ安ツアーだしね…。それでもやっぱり視界が開けてる部屋は気持ち良かった!

荷物を置いたら早速外出。まずは灣仔からスターフェリーで尖沙咀へ。
尖沙咀のスターフェリー乗り場を出てすぐ右手から始まるプロムナードは、香港の映像には頻繁に登場する所。対岸の香港島が一望できるので夜は夜景を楽しむ人々でいっぱいになります。何度香港に来ても訪れたい場所。
香港美術館より東側では、この春開通予定の「星光大道」が、今まさに工事中でした。これはハリウッドのチャイニーズシアターを真似たもので、香港映画関係者の手形が集められるんだとか。
張國榮(レスリー・チャン)のはどうなるのかなあ…。最近手形がどうのという記事があったけど、こういうことがあると本当にもういないんだなあと思う。

HMVや奇華をのぞきつつ、広東道を北へ向かうと、嘉禾港威戯院が入っている港威大廈があります。この映画館こそ「無間道」のあの映画館ですよ!(「無間道」のロケ地については、詳細なページがいくつか作成されています。私も参考にさせていただきました。多謝!) 映画館の裏側(建物の北側)に回ると、まさにそこがヤンとラウのニアミス現場!もちろん歩いたよ!写真撮ったよ!香港人にしてみれば、こんな何の変哲もない場所を物珍しげにうろうろしてるのは奇妙に見えるんだろうけど、こんな素敵な場所が香港にはゴロゴロあるんだよ!ああ何て羨ましい!(同じことを香港の日本迷も思っているわけだけど。)

尖沙咀からMTRで旺角へ出て山東街を目指します。この辺りのごちゃごちゃした感じはまさに香港!彌敦道から山東街に入って花園街との交差点に、「無間道」前半の山場、サムとタイ人の取引現場のビルがあります。おお〜怪しい!夜だったらまさにあのままの雰囲気になりそう!ヤンがコツコツやってた窓もちゃんとあった。…ト、トニさんの指があの窓を……窓が羨ましい!
さすがにビルの中に入るのはためらわれたので(だって怖いんだよ…)同じビルの1階にある「仙跡岩 」でお茶。珍珠[女乃]茶(タピオカミルクティー)がうまーい!珍珠のもんぎゅっ((c)川原泉)とした感じがたまりません。

彌敦道へ戻って尖沙咀方面へ少し行くと、香港おたく中心、もとい、信和中心があります。
相変わらずありとあらゆる日本の漫画が揃って………ない!!ないよ!!ハガレンがないよ!!アイヤー!なんてこった!日本であんなに流行ってる漫画がないなんて!どうしたんだ香港!!周潤發(チョウ・ユンファ)のすごく欲しかったDVDが見つからなかったことと並んで今回最大の痛恨事でした!(マジか。)ハガレンがないっていうか、エニックス系がない?中文で「ちっさ!!」とか見たかったなー。
結局信和中心で購入したのは「CIPHER」の2巻(古本)だけ。この漫画もネームがとても面白いので中文が楽しみだったのです。2巻というのがまた名シーン、名台詞満載なんだよね。ちなみに「よーよーよー兄ちゃん」は「[口畏]![口畏]![口畏]!哥哥!」になってました(笑)。(それにしても「青春蜜語」っつータイトルは何とかならんかったもんか…。)

MTRで香港島の銅鑼湾へ出て、こちらもフィギュア関連のお店がひしめいている糖街の銅鑼湾中心へ。おもちゃ好きにはたまらんかも。しかし信和中心でも感じたけど「聖闘士星矢」物が多いなあ。こっちでも流行っているのかしら。
糖街の裏側、記利佐治街にあるショッピングセンターの皇室堡(ウィンザーハウス)は、「ターゲット・ブルー」のロケ地となった所。マフィアに狙われたヒロインを守りながら、李連杰(リー・リンチェ/ジェット・リー)がアクションを繰り広げるシーンの舞台なんだけど、最初はボディガード(李連杰)を嫌がっていたヒロインがここで彼のことを見直すくらいだから、もう格好よさ爆発である。クライマックスよりもこちらのアクションシーンの方が印象に残っているくらい。そのままロマンスになだれこみそうで、そうはならないところがリンチェさんらしくて好きだったなあ。

そごう裏のDVD屋を何件か物色した後、ホテルへ戻って一休み。

晩ごはんは尖沙咀の四川料理屋、ミラマー・ショッピングセンター内の雲陽閣川菜館へ。
もうラストオーダーの時間だったので、早く帰れ的な雰囲気が満々(こういうの隠さない所が香港っぽい)だったけど、メシは美味かったです。
まずお通しで出てくるキムチが美味い!そしてニンニク入りのエビチリ。これも美味い!!小ぶりなのに肉厚でプリプリ!日本人エビ大好きあるよ!四川風炒飯。またまた美味い!!しかし辛い!!美味い!!辛い!!お店の人がカタコトの日本語で「カライヨ」と注意してくれたにも関わらず、「なーんだ美味いじゃん」といい気になって食べてたら口の中が大火災ですよ!!美味しいのに辛くて食べられないという拷問のようなひとときででした。あーもっと食べたかったなー。辛さに強い舌がほしいです。
それからここで蛙の唐揚げに挑戦。初めて。初ガエル。何だかおめでたい感じですな。鳥…というより白身の魚みたいだと思いました。ほとんど味がなくて淡白なので、もうちょっと衣に味があったら良かったかも。(辛いの喰った後なので舌がバカになってたのかもしれない。)
よし、これで昆虫も両生類も喰った。次は爬虫類だ。
(でも2日後に、蛇屋の店先で生きたトカゲを売ってるのを見たときはひいた。)

22日へ

ホテルからの眺め。右下に灣仔のスターフェリー乗り場が見えています。ちょうどフェリーが入ってきたところ。





プロムナード。「カリー&ペッパー」でカリーとペッパーが詐欺師の二人組みを取り押さえた現場。

星光大道工事中。







左のプレートのついている柱がラウが身を隠したところですね。

山東街を花園街方向へ。左手前のビルが取引現場で、見えにくいですが花園街を挟んで右奥に張り込み場所の志潔小学校があります。











皇室堡。李連杰がヒロインを庇いながら駆け下りた階段。
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